[feminism/黒夢]ノウラ流レビュー

ハロー
ノウラ君です

今回オイラなりのニュアンスでレビューする1枚は
黒夢の
feminismです。

[feminism]とは

[feminism]は
日本のヴィジュアル系バンド
黒夢(クロユメ)が
1995年にリリースした通算4枚目のアルバムです。

①心臓
②解凍実験
③feminism
④眠れない日に見る時計
⑤Unlearned Man
⑥Love Song
⑦白と黒
⑧優しい悲劇
⑨情熱の影 -Silhouette-
⑩くちづけ
⑪Miss MOONLIGHT
⑫カマキリ
⑬Happy Birthday
⑭至上のゆりかご

[feminism]review

※オイラなりの感想というか総評になっております。
 アーティストやジャンルに対する専門的知識や
 専門用語がわからなくても理解できるように
 書いているつもりです。
 ディープなファンの方には物足りないかもですが
 入門の方や初心者の方にはわかりやすいはずです★

はじめに・・・
黒夢の音楽を好んで聴く方は2つに別れると思います。
「迷える百合達」「Cruel」くらいまでのダークな世界観を
好む方。
そして
「FAKE STAR」以降のようなパンキッシュなものを好む方。
どちらもいいと思います!
ただ、オイラは断然、前者で
黒い世界観を好むので、そちらをひいきしてしまうレビューになってしまうことを
予めご了承ください。

リリース当時、黒夢ファンは
このアルバムを「よし」としたのでしょうか?
確かにクオリティはそこそこ高い作品ですが
オイラ的には決して「よし」と言える作品ではないです。

まず一番気になるのが
過去の作品に比べてあまりに攻撃性がなさすぎ問題です。
カマキリのように
一見激しく攻撃的に感じるような曲も
よくよく聞くと上っ面というか
昔の作品のようなトゲのあるエッジの効いた
破壊衝動みたいなものは一切感じず
大人が、「こういう曲は攻撃的だよね」といいながら
理論を並べ立てて作っただけの
「なんちゃって激しい曲」に聴こえます。

そしてポップすぎる問題。
インディーズ時代のEPや「亡骸を…」などで感じられた
カリスマティックな陰鬱さやダークな破滅の世界観は
一切なく
カラフルポップな世界観。
メロディとの兼ね合いで、過去のような
不協和音をふんだんに盛り込んだような際どいアレンジも少なく
小さくまとまった感がある。

そして最後に
捨て曲多すぎ問題。
ポップな雰囲気で押していきたいとして・・・
その雰囲気にがっちりぴったり当てはまるのは
せいぜい5曲。
そして、破壊的な曲が2曲
計7曲の勝負曲に対して
同じく7曲もの捨て曲www
これはなかなかひどいw

と、そんな感じで酷評ばかりしましたが
名盤や名作とはとても呼べないものの
決してクソ盤ではないです!
名曲も結構収録されており
この作品以外の「黒夢」に期待しすぎなければ
普通のJ-POPアルバムとして楽しめる完成度です。

[feminism]おすすめ曲

②解凍実験
③feminism
⑧優しい悲劇
⑩くちづけ
⑫カマキリ

②解凍実験
曲名も素敵ですが、本当に実験的な曲で
オイラ的には非常に好印象の曲です。
ただ、万人受けする曲ではないです。
気だるさの中に狂気が垣間見える歌もサイコーです。

③feminism
疾走感溢れるポップロックチューン。
個人差はあるでしょうが、個人的には
本作収録曲中、最もメロディがいきいきしている曲だと思います。
聴きやすいので入門曲にもおすすめ。

⑧優しい悲劇
この時期の黒夢の代表曲といえる曲だと思います。
メロディセンスと歌詞の世界観が非常によく
切ない気持ちになれます。

⑩くちづけ
個人的に本作でナンバー1だと思っている
スローバラードです。
メロディも非常に叙情的で歌詞の雰囲気とあいまって
どっぷりハマります。
透明感があって、入門曲にも向いているかと思います。

⑫カマキリ
本作一の高速ナンバー。
さきほど酷評したくせにおすすめですwww
ただ、速いからどうこうとか、不協和音が多いからどうこうとか
そういう破壊力や火力の面では全く評価していません。
個人的にめちゃくちゃ好きなのが
気持ちの悪いメロとベースの不協和音の絡みですw
これはなかなか中毒性高いです。

そんな感じで今回は
黒夢の[feminism]を
オイラ流にreviewしてみました。
個人的には名盤とは言い難いですが(笑)
クソ盤ではないので
機会があれば一度お試しください。

[他の作品のレビューはこちら]
レビューが増えたので見やすくまとめました。

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