失敗するバンドの活動 Case1 「S-R」

こんにちは。
ノウラ君です。

私人生で本当に沢山のバンドに所属しましたし
バンド仲間とも出会いました。
自分で所属したバンドも
正式メンバーからサポートと多種ジャンルに参加しました。

ファンの数も
それだけで生活できたバンドから
ファンが1人もいなかったバンドまでさまざまです。

この失敗するバンドの活動では
これからバンドをするんだ!とか
活動をはじめたばかりのバンドのために

反面教師にしてもらうために
私が過去に見てきた失敗しているバンドの活動方法や
実際に自分が失敗したバンドの話を書いてみます。

私が失敗したバンドがなぜ失敗したか
記事を読んで理解すれば
少なくとも大失敗は避けられます
逆の事をすればいいわけですからねw

ではさっそく行きます
今回書くのは私が昔やっていた「S-R」というバンドです。

S-Rが失敗した理由

結成

結成経緯をめちゃめちゃ簡単に書きます。
ちなみにS-RはS-Rってバンド名ではなく略です。

実際どんな名前だったかは書きませんw
別に全然売れなかったバンドなので
公表したところで、なんの意味もないんですが
一応伏せておきます。
まあ、
same rail
saving rage
scary reach
space recover
とか、そういうことですねw
Sからはじまる単語とRからはじまる単語の組み合わせでした。

はい!
もう既にこれダメですw

バンド名は基本的に
短いか、ものすごく変わっていて頭に残るかの2択がおすすめです。
例えば、日本だと
LUNA SEA
とかは、単語2つですが
カタカナ表記だと
ルナシーで4文字ですから短いですよね。
ゲスの極み乙女。
なんかは強烈に頭に残りますよね。
うん。
そういうことですw

ちなみに大昔は色を入れると良いみたいなのが
言われていた時代もありました。
ヒステリックブルーとか、オレンジレンジとかですよね。
でも、個人的にはこのジンクスはもう古くて
死んだジンクスだと思っています。

略が作りやすいのもいいって言われていますね。
ドリカムとか
ジュディマリとか

略というより、頭だけ言われる略され方もあります。
バンプとか、ラルクとか、ディルとか。

これは最初の文字が他のバンドと被っていない事が
条件になるので
あまり使われない単語にしないとダメですから
結構難易度が高めな気がします。

話が脱線しました。
S-Rをはじめた頃、私は全然別のバンドをしていましたが
ボーカルの人と知り合い、その人に誘われて
S-Rを2人で結成しました。

私はベーシストだったので
ギタリストとドラマーを探さなくてはいけなかったのですが
ライブが既に決まっていて時間がなかったので
私のもう1つのバンドのギタリストとドラマーを連れていき
とりあえず結成して最初のライブをした感じでした。

ジャンルが定まらない

さて
そんな感じで結成したS-Rでしたが
最初のライブ以降
正式メンバー探しをしつつ
曲を沢山作ってためていきました。
この行動はいいと思うのですが
問題は曲調です。

このボーカルは作詞はしますが
作曲はかなりお粗末だったので
私が1人で全曲作っていました。

「こういう感じの曲」というリクエストを
ボーカルから注文されて作るんですが
このボーカルが、聞いた曲をすぐに自分でもやりたくなり
リクエストしてくるので
ジャンルが定まらないんですよ。

グリーンデイみたいな曲もあれば
ナンバーガールみたいな曲もあり
ジュディマリ風味の曲もあれば
X JAPANみたいな曲もあれば
ミシェルブランチみたいな曲もあり
あげくは、リンプビズキットみたいな曲までw

こんなバンド売れません

メジャーアーティストなら
多種多様なジャンルを扱っても売れるかもですし
実際昔よりそういうバンド増えてますが
ライブハウスではそうはいかないんですよね。

そもそもがわざわざライブハウスに足を運ぶお客さんは
こだわりがあって
好きな音楽を求めているので
結構、偏りがあるんですよね。
なので、ライブハウスで多種多様なジャンルを演奏しても
受け入れられません。

対バンとコミュらない

私はお酒も好きですし
対バンと仲良くするのは
売れる上では必須だと思っています。
縦ももちろん大事ですが
横の繋がりがライフラインになることも多いです。

が、、、
このバンドはほとんど対バンとの交流がありませんでした。
私が当時忙しかったせいもあるのですが
ボーカルの人が、あまり打ち上げなどに
参加したがらなかったのが主な原因です。

結果、仲の良いバンドもいないため
イベントに誘われたりすることもありません。

仲良しバンドが集まって
無理やり盛り上がっているように見せるのも
どうなのか?
という疑問もありますが
やらないよりはいいです。

急ぎすぎ

勘違いしているメンバーは
正直邪魔にしかなりませんw

自分は天才って思いこむのはいいことです。
そうでもない限り音楽で売れたいなんて
思わないでしょうから。

でも、それを態度に出すのは
売れてからにしなさいという話ですね。

これもボーカルの人の話なんですが
かなりの歌唱力でした。
私が過去に一緒にバンドをやったメンバーの中でも
2位か3位の歌唱力で
音域も広く
ぶっちゃけ明日からでもメジャーで通用するレベルの歌唱力でした。

そのせいか
練習中も他のメンバーのミスや腕に文句をつけることも
かなり多く
険悪なムードになることもしばしばでした。

そして、うまいがゆえに
認められるのも早いだろうという
勘違いが働いていました。

これは、ボーカルの人だけではありません。
残念ながら当時の私も
知識が足りなかったので
これだけの歌唱力があれば
すぐにファンが増えて、ライブハウスが満員になるだろうって
勘違いしてました。

結果、ライブをしてもファンが増えないと
あれ?ってなりました。
メンバー全員同じ考えだったので
5回ライブしてもファンが0という状況で
焦りもしました。
答えを急ぎすぎるのは
一番良くなかったですね。

結局、もともと有名なバンドのメンバーだったとかじゃない限り
何者でもないんで
そんなにスピーディにファンが増えて行くなんて
ありえないですよね。

ちなみに私のキャリアの中で
2番目にファンの多かったバンドは
ボーカルめっちゃ下手でしたw(音痴ではないですが)

メンバーチェンジ多すぎ

このS-Rってバンドは
ボーカル、ギター2人、ベース、ドラムという
5人編成のバンドでしたが
3年の活動で
リードギターが3回
サイドギターが3回
ドラマーが4回変わっていますw

これはダメです。
チームワークが築けません。

メンバーが固定しない理由は
主に今まで書いたことが元になっています。

ジャンルが広くて
自分が好きなジャンルの曲が少ないのでやめる。
テクニックがなくてボーカルに怒られ
嫌になってやめる。
他にも理由はありましたが上記2つが多かったです。

当時の私は気づきませんでしたが
今なら助言してあげられます。
残念ながら当時
私のまわりに、私のように助言してくれる人はいませんでした。

歌詞が薄っぺらい

S-Rってバンドは
ボーカルが6割、私が4割で
作詞をしていましたが
私の作品も含めて、全て薄っぺらかったです。

歌詞というにはあまりにおぞましい
作文の延長みたいな歌詞ばかりでした。

正直、メジャーアーティストさんでも
薄っぺらい歌詞の人をたまに見ますが
それは、メジャーアーティストだから許されています。

当時の私は、洋楽ばかり聴いていたせいで
歌詞なんて関係ない。曲がよければ売れる!
って思い込んでいました。

実際は洋楽だって
歌詞は相当素晴らしいはずです。
でも、英語わからなかったのでw
正直、歌詞を聴いてなかったんですよね。

今は考えを改めて
むしろ曲よりも歌詞の方が大事って考えになりましたが
当時の私は、そうは思えなかったんですよね。

結果、自分でも薄っぺらい歌詞を書き
ボーカルが書いた薄っぺらい歌詞も容認してました。

ライブハウスに来ているお客さんの半分以上は
メジャーアーティストみたいな曲や歌詞に
面白味を感じていないから
わざわざお金を払ってライブハウスにきているんですよね。

なので、そこで
薄っぺらい歌詞で、なおかつ
バラバラなジャンルの曲を演奏するバンドには
興味なんてもちません。

最後に…

というわけで
いろいろ書いてきましたが
S-Rってバンドが失敗した理由が伝わりましたでしょうか?

これからバンドをはじめたり
活動を本格化する予定の人は
S-Rってバンドの逆の事をしましょう。

このブログではこれからもたまに
今回みたいに売れないバンドの特徴を書いてみますね。

今回紹介した
私が所属していたS-Rってバンドの問題点は…

①バンド名が弱い
②ジャンルがバラバラ
③他のバンドとの関わりがない
④結果を急ぎすぎる
⑤メンバーが固定化しない
⑥歌詞が薄っぺらい

以上、6つですね。

実はですね、もう1つあるんですが
書くと読んだ人の反感を買いそうなので控えますwww
まあ、、、ボーカルのルックスに関する事ですねw

実は、このボーカルとは
この後も、別のバンドをするのですが
ことごとく売れませんでした。

しかも、上記の問題点の②③④⑥を解決したにも関わらずですw

それはまた別の機会に書いてみます。
長くなりましたが以上です。

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