[Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)/Marilyn Manson]ノウラ流おすすめ名盤レビュー

こんにちは。
ノウラ君です。

今回はマリリンマンソンのアルバム
Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)
をレビューしたいと思います。

Holy Wood/マリリンマンソン

Holy Wood(In the Shadow of the Valley of Death)は
2000年11月リリースのマリリンマンソン通算4枚目のアルバムです。

Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)/Marilyn Manson

 A: In the Shadow
①GodEatGod
②The Love Song
③The Fight Song
④Disposable Teens
 D: The Androgyne
⑤Target Audience (Narcissus Narcosis)
⑥President Dead
⑦In the Shadow of the Valley of Death
⑧Cruci-Fiction in Space
⑨A Place in the Dirt
 A: Of Red Earth
⑩The Nobodies
⑪The Death Song
⑫Lamb of God
⑬Born Again
⑭Burning Flag
 M: The Fallen
⑮Coma Black
 a) Eden Eye
 b) The Apple of Discord
⑯Valentine’s Day
⑰The Fall of Adam
⑱King Kill 33º
⑲Count to Six and Die (The Vacuum of Infinite Space Encompassing)

私が最も好きなアーティストMarilyn Manson
そのMarilyn Mansonの最高傑作だと思っている本作を
まだこのブログに書いてなかったという
自分の愚かさに震えてしまいましたがw
今更書いてみようと思います。

最も好きなアーティストの最高傑作と思っているアルバムで
現在までに300回以上は聴いている作品なので
若干レビューがウザいかもしれませんが(笑)予めご了承ください。

ちなみに本作は
全然作「Antichrist Superstar」
前作「Mechanical Animals」
の3枚で構成されるコンセプトシリーズの最終作であり
物語の時代背景的には最初(はじまり)の部分に当たります。

この本作自体が

A: In the Shadow
D: The Androgyne
A: Of Red Earth
M: The Fallen

の4部構成になっておりますので
その順に従ってレビューしたいと思います。

A: In the Shadow

1曲目「GodEatGod」から、既に神曲です。
テンポは抑え目で、美しささえ感じさせる世界観の曲ですが
個人的には、最もMarilyn Mansonの1曲目にふさわしいと感じる
始まりを予感させる曲。

そして、少ないインターバルで2曲目「The Love Song」がスタートですが
これはやばいです。

世界で最も愛するアーティストMarilyn Mansonの中でも
1番好きな曲です。
そこまでテンポの速い曲ではないのですが
破壊力がすさまじいです。

クリーンボイス・・・というか半クリーンボイスのような歌から
スタートし、静かにキレイなメロディを歌い上げ
じょじょに盛り上げつつ突入するコーラス部分(サビ)は
かなりメッセージ性の強い歌詞をグロウル(デスボイス)で
激しく歌うのですが
その展開が衝撃的にかっこいいです。

比類なき凶悪展開で2曲目にして、このアルバムの世界に
引き込まれてしまうのは必至です。

The Love Song

そして3曲目「The Fight Song」はのちにシングルカットされるだけあり
メロディも美しく、ノリもよく、覚えやすいキャッチーな曲なのですが
それだけではなく、やはり狂気のようなグロウルパートも存在し
破壊力はとどまることを知らずに進んでいきます。

そこから突入するのは4曲目「Disposable Teens」
先行シングルだけあり、かなりの名曲です。
ノリもシャッフルで、クリーンボイスとグロウルを使い分けているため
このMarilyn Mansonの黄金期ともいえる時代のマンソンらしさの溢れる曲

「Antichrist Superstar」収録の「The Beautiful People」や
「Mechanical Animals」収録の「Rock Is Dead」の流れを組む名曲で
今あげた2曲が好きな方なら、ほぼ必ずノックアウトでしょう。

Marilyn Manson – Disposable Teens (Official Music Video)

D: The Androgyne

静(GodEatGod)から始まった本作。
その後、その静寂は叩き壊され
全てを破壊しつくす嵐のような展開が続きましたが
その流れが一時的に止まる5曲目「Target Audience (Narcissus Narcosis)」
から、第2幕 D: The Androgyne が開幕します。

Marilyn Mansonの曲にしては珍しい展開を見せる曲で
不思議さも覚えます。
Marilyn Manson自身は、本作ではこの曲がお気に入りとのことです。

Target Audience (Narcissus Narcosis)

続くミドルテンポのロックチューン ⑥President Dead
その名の通り、大統領の暗殺などがモチーフになっている曲です。
ギターメインで引っ張るタイプの曲ですが
マンソン自身が演奏したという、メロトロンはかなりいい味を出しています。

続いて、美しくも儚く切ないアコースティックギターが流れ
悲しみを凝縮したような7曲目「In the Shadow of the Valley of Death」
に突入します。
その静けさがじょじょに消えて行き、若干のインターバルをはさみ

8曲目「Cruci-Fiction in Space」の始まりです。
ヘヴィ系の曲が好きな人で、このイントロに興奮して期待しない人は
いないと思います。
が、意外と違う方向へ進みますw
その意外性がまたたまらなくかっこいいのですがw
イントロもかっこいいのですが、曲全体も秀逸です。
更に、間奏部分のリズムの変態さも、かなり中毒性が高い名曲です。

Cruci-fiction In Space

続くのは9曲目「A Place in the Dirt」
美しいメロディを感情的に歌い上げるMarilyn Manson
それを生かすために抑え目の演奏で支えるメンバー。
部分的に盛り上がりは見せるものの
基本的には少ない音数で流れていきます。

A: Of Red Earth

10曲目「The Nobodies」から
A: Of Red Earth に突入します。
またしても静かな曲なのですが、ヘヴィなギターで盛り上げるシーンも多く
頭に残るシンセフレーズを軸にして、唯一無二の展開を見せて行きます。
個人的な感想で申し訳ないのですが、Marilyn Mansonの静か目な曲では
1番好きな曲です。
のちにシングルカットもされた名曲です。

Marilyn Manson – The Nobodies (Against All Gods Remix) (Official Music Video)

続くのは11曲目「The Death Song」
ミドルテンポでデジタル感も融合させたロックナンバーで
狂気のようなMarilyn Mansonの歌声が響き渡る名曲。

12曲目「Lamb of God」はまたしても
切ないメロディをMarilyn Mansonが魂で歌い上げる名曲。

かなりインダストリアル感の強い13曲目「Born Again」は
他のアーティストではあまり聴かないような音色がふんだんに盛り込まれ
ノリもよく、歌もやはり狂気に満ちていて
ハマるとなかなか抜け出せない名曲。

続く14曲目「Burning Flag」は
え?ってなりますw
マンソンっぽいか?といえば、それらしいところは無いわけではないですが
明らかに今まで知ってたマンソンとは毛色が違う印象の曲。
このアルバムというより、Marilyn Mansonの全曲の中でも最速の曲で
Marilyn Mansonらしからぬテンポの曲ですが、
狂気に満ちた歌は健在で、かっこいいです。

Burning Flag

M: The Fallen

2部構成の15曲目「Coma Black」より
M: The Fallen に突入です。

メロウなヘヴィロックで歌詞も合わせて重さを叩きつけてくる
「Valentine’s Day」
しかし、最後が・・・(笑)

そして、美しさと儚さと脆さのようなものを感じさせながらも
常軌を逸した展開でロックを奏でる「The Fall of Adam」へと
神展開は最後まで続きます。

18曲目「King Kill 33º」はディープなMarilyn Mansonファンなら
期待しかできない、
Marilyn Mansonの名曲のイントロあるあるみたいな雰囲気のイントロで
開戦
まさに狂ってるなという印象の楽曲。

壮大な物語の最終章は
Marilyn Mansonにしては珍しいピアノがリードしていく
「Count to Six and Die (The Vacuum of Infinite Space Encompassing)」
ピアノがリードしていくものの
美しさと恐怖、困惑、迷い、さまざまなものが同居していて
この曲だけでも深いストーリーが展開されます。

そんな感じで
今回はマリリンマンソンのアルバム
Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)
をレビューさせていただきました。

ファンゆえの盲目感もあるかもですが
間違いないのは、この作品が名盤ということです。
ぜひ、聴いてみてください。

以上です。
またお会いしましょう。
ノウラ君でした。

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