伝説のアルバム「THE SHAGGS」の「Philosophy of the world」のお話

こんにちは。
ノウラ君です。

THE SHAGGSというバンドをご存知でしょうか?
自身が演奏するだけでなく
聴く方にも一生懸命なミュージシャンの方なら
聴いたことがなくても名前くらいは知っているかと思います。

今日はそんなTHE SHAGGSの伝説のアルバム
Philosophy of the worldのお話をしてみたいです。

The Shaggsって?

The Shaggsは僕が生まれる遥か昔に結成されたバンドで
生まれるころには既に解散していたので
残念ながらリアルタイムで聴くことはできませんでした。

1968年にアメリカで結成されたバンドなのですが
まあ、その結成具合が
普通のバンドとはかなり異なります

The Shaggsは三姉妹で結成されたバンドです。
これはどうやらこの時代の流行だったようで
ジャクソン5みたいに家族で音楽グループを作るのが
流行っていたらしいです。

その流行りに乗っかろうとした
父親のオースティンさんが
自身の娘たちに無理やり組ませたバンドです。
この無理やりってのがポイントですね。

演奏未経験の三姉妹に
ドラムとギター2本を買い与え
なんの指導もすることなく演奏のみならず
作詞、作曲、編曲まで全て丸投げですw
あれ?ベースはどうしたの?

しかも、かなり厳しいお父さんだったらしく
そうとうストイックに取り組まされた様子。

そんなスパルタだったわりに
演奏はめちゃくちゃなんですけどねw

Philosophy of the world

Philosophy of the worldは
そんなTHE SHAGGSの記念すべき1STアルバムなのですが・・・

しっかりとした演奏の教育を受けたわけでもなく
なんの知識もない三姉妹に
ギター2本とドラムを買い与えただけ
作詞、作曲、編曲、演奏をさせたので
めちゃくちゃですw

リズムもズレているし
ギターのチューニングもめちゃくちゃで
奇怪な音のオンパレードです。

結果
「史上最悪のロックンロールバンド」
というとんでもない不名誉な称号で
呼ばれたりもします。

あのカート・コバーンが絶賛!

しかし、「史上最悪のロックンロールバンド」と言われる
THE SHAGGSの1st
Philosophy of the worldは
あのカート・コバーンが絶賛しており
自身の好きなアルバムの中の1つに
このPhilosophy of the worldを挙げています。

他にも
ゆら帝の坂本さんも絶賛していたり

フランク・ザッパに至っては
「ビートルズより重要なバンド」と発言したりしています。

あれ?懐かしい…

私が初めてPhilosophy of the worldを聴いたのは
残念ながら2011年なので
完全なる「にわか勢」なのですが

初めて聴いた時に
あれ?懐かしい…
と感じました。

一緒にするのは申し訳ないですし
ファンが見たら怒るでしょうが
僕は初めてPhilosophy of the worldを聴いた時
学生時代にハマった
Sonic Youthを思い出しました。

で、前項のような
「演奏の知識がない」という情報を知らずに聴いたので
Sonic Youthのようにあえてこういう世界観なのかと思い
めっちゃハマってしまいました

が・・・
のちにエピソードを知り
狙ったものではなく
こうなってしまったものだと判明w

でも
大差ないですよね?w

世界的にみると
評価の低いTHE SHAGGSの
Philosophy of the worldですが
個人的には結構好きです。

結論、おすすめです

結果的におすすめアルバムではあるのですが
誰もが好きになる雰囲気ではありません
僕自身も1~2回目の時は
わりと微妙な印象で聴いていました。

毒をはくようですが
なりそこねたSonic Youth」というのが
僕の最初の印象でした。

でも、3度4度と聴いているうちに
リズムのズレや
ギターの不協和音
ボーカルの違う意味での怖さ、不気味さ
みたいなものがクセになりますw

ぜひ1度…いや
ぜひ4度聴いてみてください。

ちなみに僕は
このアルバム、初めて聴いた2011年からの9年間で
50回は聴いてますw

以上です。
それではまた。

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