[Extinction(s)/UNEARTH]ノウラ流おすすめ名盤レビュー

こんにちは。
ノウラ君です。

最近、UNEARTHがひさしぶりに
マイブームとして再加熱しているので
数日かけて、2020年8月現在までにリリースされている
全アルバムのレビューをしてみたいと思います。

今回は「Extinction(s)」です。

私のブログでは
一般的な音楽レビューとは若干違ったニュアンスや角度から
レビューを書く事が多いです。

①ファンしか知らないことはなるべく書かない(必ずではない)
②音楽専門用語はなるべく使わない(必ずではない)
③感覚的な感想をメインにする(幻想的だなとか…w)
④難しい言葉は控えめにする(なるべくね)

なので
もしかしたら期待ハズレかもですが
役に立たなかったらごめんなさいw

UNEARTH

UNEARTHはアメリカのメタルコアバンドです。

Zombie Autopilotに代表されるような
メロディアスなギターと、爽快感満点の高速ナンバーと
凶悪なグロウルが魅力のバンドです。

Extinction(s)

「Extinction(s)」は
2018年11月にリリースされた
UNEARTHの7枚目のアルバムです。

Extinction(s)/UNEARTH

①Incinerate
②Dust
③Survivalist
④Cultivation of Infection
⑤The Hunt Begins
⑥Hard Lined Downfall
⑦King of the Arctic
⑧Sidewinder
⑨No Reprisal
⑩One with the Sun

Incinerate

かなり前作までのUNEARTHとの変化を感じさせる曲です。

かっこいいギターリフまどはそのままですが
劇的な展開は抑え目で
Trevor Phippsの歌い方にかなり大きな変化がみられます。

曲調的には、これまでより
かなり正統派メタルに寄せた曲という印象です。

それとかなり失礼な言い方ですが
グロウルはSLIPKNOTのコリィ・テイラーに寄せた印象を受けてしまいました。

Dust

1曲目の「Incinerate」に比べれば
いままでのUNEARTHを若干感じられる曲ですが…

やはり特技の超展開は抑え目で
正直流れていってしまう曲。

かっこいいんですが、UNEARTHらしさが薄く
オリジナリティが若干弱く感じられてしまいます。

Survivalist

個人的な感想ですが、今作で一番
今までのUNEARTHが感じられた曲です。

特に「The Oncoming Storm」の頃が一番近いかな?と
個人的に感じます。

テンポは昔に比べれば若干抑え気味ですが
充分な速さで破壊力もあり
メロディアスなギターと凶悪なグロウルも健在です。

Cultivation of Infection

本当に失礼な言い方になってしまいますが
この曲からも若干SLIPKNOTを感じてしまいましたw
これ、本人たちが見たら怒りかねない言葉ですよねw

もちろんじゅうぶんかっこいいんですが
個人的にUNEARTHに期待してるのは
そういうことじゃないんだよね……と
苦言を呈したくなる曲です。

途中、UNEARTHらしい部分もチラホラは見られますが
正直、昔のオリジナリティはないです。

The Hunt Begins

珍しく若干抑え目なテンポからはじまる
ヘヴィなナンバーですが
やはり展開してスピードアップしたりはします。

イントロのリフや曲中のギターの雰囲気が
めっちゃ好みではあるのですが…

やっぱり言わせてください

UNEARTHに期待していることとは違いますw

ただ、UNEARTHじゃないと思って聞けば
相当かっこいいヘヴィチューンです。

Hard Lined Downfall

う~ん……

いや、めちゃくちゃかっこいい
ヘヴィでスピード感もある曲なんですが

やっぱりUNEARTHに期待していることと違う。

終始重めで攻めていきます。
「成長」と取るか
「マイナーチェンジ」と取るかは
聴く人のUNEARTH感によると思いますね。

King of the Arctic

最初の数分は、「お?意外とUNEARTHっぽい」って感じですが
やはり曲が進むにつれて
このアルバムの色が出てきます。

Sidewinder

イントロからして
「こんなのUNEARTHじゃない」
という言葉が出てしまいます。

めちゃくちゃかっこいいんですが
どうも腑に落ちない。

悪口に聴こえるかもですが
「SLIPKNOTにあこがれているバンドの曲」みたいな印象w

クリーンボイスがありませんが
これで、サビをクリーンボイスで歌ったりしたら
「あれ?SLIPKNOTのファン?」って思っちゃいます。

No Reprisal

イントロを聴いた瞬間は

「まさか!お家芸(Zombie Autopilotみたいな曲)を
数枚ぶりに復活解禁か!?」って感じたんですが

始まってみれば全然違いました。

ただし、初期の名作である
「The Oncoming Storm」「III: In the Eyes of Fire」
「The March」あたりの作風に近い曲ではあります。

One with the Sun

今作で一番好きな曲ではありますが
UNEARTHか?と聞かれたら
「う~ん60%くらいね」と答えるしかない曲。

それだけ今作は変化を感じさせる曲が多く
それがこの曲にも適応されますね。

まとめ

そんな感じで今回は「Extinction(s)」でした。

全体の感想としては…

スピード感よりも重さを重視した曲が増え
今までのUNEARTHとは別バンドのような印象を受けます。

「そんなことUNEARTHには期待していない」という印象を受ける曲が
大半を占めていて、ちょっとがっかり。

ただし、UNEARTHだと思わずに
全然知らないバンドの新作だと思って聞けば
相当かっこいいアルバムではあります。
ただし「よくあるタイプのいいアルバム」ですw

よく言えば、ここ数枚は
アルバムカラーが固定されてきていて
ワンパターンじゃないので飽きないですが

UNEARTHってそもそも初期の数枚は
かなりのワンパターンで
それが良い意味でファンに「変わらない安心感」を
与えていたと思うので
正直、私個人としてはがっかりです。

今までのUNEARTH感を感じられるような曲は
「Survivalist」
「No Reprisal」
「One with the Sun」
くらいで、そのほかは
違うバンドの曲みたいでした。

ただ、さっきも書きましたが
過度に「UNEARTH感」に期待せずに
1枚のアルバムとして聴けば
相当かっこいい作品であることには間違いないです。

以上です。
またお会いしましょう。
ノウラ君でした。

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